マイノリティ・センス

自閉スペクトラム症の個人的な表現・分析(聴覚過敏多め)

スイレン

統合失調症の人

統合失調症の人の世界は、不思議と、私には理解しやすい。そして興味深い。

際立って、不思議な体験をしている人が多い。異常だとは思わない。ただ自閉症の世界と違う、とは思う。  
 
統合失調症の人に共通するのは、物語性の「豊かさ」である。
あまりにセンシティブであること。
あまりに想像力が豊かであること。
その点が、想像力が欠如している自閉症とは違うのではないか。
逆のベクトルエネルギーによって、世界が形成されている。
 
豊かすぎる。勿体ない。
小説や演劇など、物語性を昇華させる手段を使うことができれば、素晴らしい。
もしこれといった表現手段がなくても、語ればいい。
それを聞いてあげる人がいればよい。
 
もし妄想から出ることができたら、自分が創造した物語を、人生が豊かになるように、生かせないものか。
やはり、語ることができればよい。それを聞いても、異常だと言われない世の中であればよい。