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作品一覧・紹介
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「踏まないで!」
ジャンル:手記
読みやすさ:★★ わかりやすさ★★★ 聴覚過敏★★★★★ リアリズム★★★★★
現在執筆中の聴覚過敏手記です。
A型事業所で聴覚過敏が理解されず、結果、重度の聴覚過敏になった、私にとって半生を揺さぶる凄絶な経験を文章化しました。
現在の一番の関心事、活動、生活そのもの。出版する予定。
600頁にわたる聴覚過敏手記始まりの章。
詩「落日」収録。痛いです……。
最終章(予定)から。
書き上げた10章までを文学会のメンバーに見せた反応を小説化。
自分のもっている感覚がマイノリティ・センスであることを自覚したエピソード。
最終章から。
書き上げた10章までを ハローワークの職員に見せた反応を小説化。
最終章から。
書き上げた10章までを 文学会のメンバーに見せた反応を小説化。
最終章から。
書き上げた10章までを文学会のメンバーに見せた反応を小説化。
聴覚過敏手記最終章から。
書き上げた10章までを近所の市議会員に見せた反応を小説化。
600頁にわたる手記のクライマックス。
自分で書いて自分で癒されてます。
「SNS不安」
ジャンル:小論文
読みやすさ:★★★★ わかりやすさ:★★★★ コミュニケーション★★★★★
SNS(ツイッター)ができない心理を考察した小論文です。
つながる不安を、自分の体験に基づいて、詳しく考察しています。
はじめに。なぜかツイッターができないのです。
語ろうとすると「緘黙」になります。
ツイッターの「通知」を見ているだけで、冷や汗をかく思いがします。
「ツイッターがやりづらい私」のイメージを、ことばと図で描写しました。
タイムラインを覗くと、目に飛び込んでくるのは……。(図あり)
タイムラインはノイズだらけ。
「広場」で求められる共感は、自己意識への侵食になります。
ツイートの一つひとつを確認した印象です。
「人の見え方」を図で解説。
タイムラインからは、「中立的な単なる情報」ではない人々の心、思惑、想念、思考、意思、意識――ひとことで表すと、〈思念〉と〈感情〉が雪崩(なだ)れ込んできます。
その圧力が私の心に重しをかけ、侵食していきます。
小論文のクライマックスで、内容は濃いです。
人々のむきだしの情緒的反応である〈思念〉と〈感情〉のつながり方は、あまりにも直接的で、粗暴で、ビビッドで、厚顔無恥で、無遠慮であると感じます。
小論文のまとめ。
「〈定位〉から考える聴覚過敏」
ジャンル:小論文
読みやすさ:★★★ わかりやすさ:★★ 聴覚過敏★★★★★ 専門性★★★★
聴覚過敏について考察した小論文です。
自閉症の聴覚過敏を、自分の体験に基づいて、深く、詳しく考察しています。
聴覚過敏とは何か。原因はいまだによくわかっていません。
〈定位〉から考える聴覚過敏2 〈定位〉の発見(1) この世界と私の身体の接地点
私の「聞こえ方」を解説しました。
〈定位〉から考える聴覚過敏3 〈定位〉の発見(2) スルリとはまり、なじむ
空間から与えられたちょうど私の形をした空隙に、自己の位置を定立すること。これを<定位>と名付け、自分の<定位>体験を語りました。
受動状態と能動状態の音の感度は違います。
受動的な自閉症の人は聴覚の<定位>が難しいということを考察しました。
自閉の進行方向は内に向かう収束のエネルギーで、聴覚過敏の進行方向は自閉が閉じ込めたエネルギーを内面世界の境界内で膨圧(内圧)させる、外に向かうエネルギーだと感じます。内圧について考察しました。
〈定位〉から考える聴覚過敏6 音を受け止めてレシーブする選択的注意
なぜ聴覚過敏になるのでしょうか?
音を「受け止めて反応(レシーブ)する」ことのつたなさ、音を受容するときの「体勢」の不安定さが関わっていることを考察しました。
音を聞くことは意識の問題か否か考察しました。
選択的注意ができる人とできない人の聞こえ方について考察しました。
〈定位〉から考える聴覚過敏9 こだわる固体の固着とこだわらない気体の流動
過敏な人と鈍感な人はどう違うのでしょうか?
自閉症はこだわりが先にあるのでしょうか? それとも感覚過敏が先にあるのでしょうか?
自閉症の本質を考える記事中盤のクライマックスです。
〈定位〉から考える聴覚過敏10 火に油を注ぐもの(1) 不安
聴覚を過敏にさせる3つの要素「調整」「気分」「音の意味」のうち、「気分」「音の意味」といった心理的な問題が聞こえ方に与える影響ははかりしれず大きいものがあります。
〈定位〉から考える聴覚過敏11 火に油を注ぐもの(2) 音の意味
「音の意味」が全然わからない条件で音を聞く場合と、よくわかる条件で音を聞く場合とでは、聞こえ方にかなり差が生じます。
音刺激に含まれる、しばしば自分に関係づけられるはずの意味内容が理解できないために、対象と自分のあいだに横たわる布陣を把握できず、自分の身体が空間に定立する位置を確定できない、つまり<定位>できない
聴覚以外の感覚刺激に、私たちは意味を求めるでしょうか? 聴覚には?
意味が感覚に与えるものは何でしょうか。
私の場合、聴覚過敏はなぜ起こるのか。どのように対処するのか。
小論文全体のまとめです。
「開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで―」
ジャンル:小論文寄り小説
読みやすさ:★★★ わかりやすさ:★★★ 話し言葉★★★★★ 専門性★★★
コミュニケーション・ことばについて考察した小論文寄りの小説です。
話しことばを失ってから取り戻すまでの物語です。
開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで― 1 話しことばの意味が消えた……コミュニケーション封鎖の感覚
話し言葉が不自由な私は、突然会話できなくなった。
ことばが音に聞こえる――。
開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで― 2 input(入力現象)を阻害している要因
なぜことばが通じなくなったのか? 考察した章。
開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで― 3 通じた!
少しずつ、少しずつ通じ始めた。
歯科衛生士に、パソコンの向こうの相手に。
開通―コミュニケーションの封鎖が解かれるまで― 4 文学会でチャンネル開通
文学会における会話で話しことばを取り戻していった、小説のクライマックス。
どのようにコミュニケーション(話しことば)を取り戻すことができたか。
論文調のまとめ。
ジャンル:小説
読みやすさ:★★★★★ わかりやすさ:★★★★★ ひきこもり★★★★★
あるひきこもりの日常をユーモラスに描いた小説です。
各話イラスト付き。痛くも重くもないのでストレスなく読めます。
ひきこもりの僕は散歩に出た。そこで待ち受けていたものは……。
赤いランニングシャツを着た老人が僕にかまってくる。
ヒキコモルートの危機だ!
川遊びに心を誘われるフリをして、赤い俊足の目から逃れる。
家の近所でなぜこんな冒険を……。
爬虫類とホモサピエンスの異種間戦争始まる。