聴覚過敏手記「踏まないで!」
「そろそろ記事を書きたい」と書いた後、気づけば、4カ月も経っていました。 その間、聴覚過敏手記を自分で製本して、ドラクエ11のゲーム実況にハマって、手記を文芸社と中日新聞のコラボ企画の自分史大賞に応募して、ドラクエ11の主人公のサラサラ髪はドラ…
※この記事は、現在執筆中の聴覚過敏手記『踏まないで!』の一部分です。 第11章(600頁分)のうち、最後の章です。 1 厳しかった猛暑は和らぎ、朝晩の涼しさはいよいよ増して、秋の気配が濃厚になってきた。真夏のころ散歩道でぶつかってきたセミは姿を消し…
※この記事は、現在執筆中の聴覚過敏手記『踏まないで!』の一部分です。 第11章(600頁分)のうち、最後の章です。 1 まだ梅雨は明けていなかったが、一時、雨はやみ、梅雨闇と呼ばれる薄暗い曇り空が視界を覆っていた。二〇一九年七月上旬のある日、一年ぶ…
※この記事は、現在執筆中の聴覚過敏手記『踏まないで!』の一部分です。 第11章(600頁分)のうち、最後の章です。 詩ブログ 地底の声 にも投稿しました。 1 梅雨の季節真っ最中で、雨が降り続き、蒸し暑い空気が肌にまとわりついていた。二〇××年六月末日…
※この記事は、現在執筆中の聴覚過敏手記『踏まないで!』の一部分です。 第11章(600頁分)のうち、最初の章です。 二〇××年一〇月のある日、Jワークスの機械室で、私は何度目かのパニック発作にのみ込まれていた。 そこは、無機質なコンクリートの壁と床が…