マイノリティ・センス

自閉スペクトラム症の個人的な表現・分析(聴覚過敏多め)

スイレン

共感・社会性

みんな面白がる共通の話は、たいてい面白くない。

面白くないことが面白いのかもしれない とある人の選挙を手伝い、お疲れ様会があった。 一言で言うと、あまり面白くなかった。 近所の人間関係の裏事情に興味がないのだ。 政治の話にしても、「人の心を解き明かす」真理を聞きたいのに、自分の生活実感に沿…

人づき合いの容量が少ない故に(2)

いわゆる極度の"寂しがり屋"が苦手なのだと思う。 心理的に、頻度的に、「密」なコミュニケーションを求めてくる人を、今までどれだけ「拒絶」してきただろう。 頻繁な携帯メールを遠慮してもらい、距離を置いてもらうよう、お願いする。 それでも、相手は、…

人づき合いの容量が少ない故に

アルボムッレ・スマナサーラさんの著書『Power up Your Life』のなかに、こうした記述がある。 「どんな人間にもカルマによって、人づきあいの容量というのが決まっています。容量というのは、人間関係で何人の人とつき合えるかということです。」 私はこの…

常に一対一の関係に持ち込む人間関係の距離

初対面の人にイキナリ突っ込んだ話をしたりして、人との距離の取り方がヘン。 押しすぎるし、退きすぎる。空気や様子が読めていない。 人が行かない場所に神出鬼没したりして、妙に目立つ(隠しているつもりなのに)。 ・・・という指摘を受け、過去、言われ…

“多人数の” 雑談が苦手な理由(4) BGMを楽しむ困難

“多人数の” 雑談が苦手な理由(3) の続き。 広汎性発達障害の人でも、「みんなが共有できるあたりさわりのない最大公約数の話題」にまったくアレルギーのない人もいる。 ただし多くは、それが「自分の興味の範囲であれば・・・。」 自分が好きな、たとえば…

“多人数の” 雑談が苦手な理由(3) みんなが共有できる最大公約数の話題

「みんなが共有できるような最大公約数の話題」というのは、いわゆるあたりさわりのない話で、個別性が著しく薄れてしまう。 女性であれば、圧倒的に「食べ物(特にお菓子など)」の話が多い。 そういった個人の人生に肉薄しない話に、感情移入できない。 み…

“多人数の” 雑談が苦手な理由(2) 感情労働が一番辛い

職場の雑談もういいよ症候群 で似た記事を書いたが、雑談が苦手な理由を、あらためて考えてみた。 ①話に目的と方向性がないから ②話に「個別性」がないから 私はなぜ、みんなが笑って盛り上がっているところで、その感情がわからないのか?(情緒がおかしい…

共感できる感情とできない感情

みんなが笑っているときに、なぜ楽しいのかわからない私は、必死に感情労働をして、一緒に笑っているように見せかける。無理にねじまげた心。 うつ病や統合失調症の人は、繊細だけれど、みんなと一緒に楽しめる。その点が、自閉症とは違う部分。 私もできれ…

共感不能の世界に足あとをつけていく

感じたことを、具体的な情報を伏せながら(できていないかもしれませんが)断片的に書きます。 隣の席の男性だけが、私と同じようにこの世界から「浮いて」おり、「文化の差の秘密」を知っているようだった。 あとの人は、みな、それぞれに事情を抱えていた…

笑いを共有しようとなかなか思わない

人の苦しみに非常に共感する。 どんな苦しみであれ、心を深く重ねられる。 でも、なかなか共感できないのが、笑いや楽しみだ。 人と笑いを共有しづらいのは、悩みの一つだ。 「なぜ笑う。何が楽しい。 炎に包まれている(燃えている)のに。 暗やみに覆われ…

テレビを面白いと思える人がうらやましい。

職場では、食事をする部屋にテレビが設置されることがあります。 これを見ながら社員が一緒に昼食をとります。 人と人とのコミュニケーションを円滑にする、人を和ませるための道具が、 私にとっては、ストレスの源になります。 第一に、音が神経に響きます…