マイノリティ・センス

自閉スペクトラム症の個人的な表現・分析(聴覚過敏多め)

スイレン

鬱気味につき実践中の対策

※軽度鬱向け。重度の人はそれすらできない可能性があります。

 

1、省エネ

どれほど活動しても絶対に鬱にならない人が実践している、鬱にならない「秘訣」を教えていただきました。

めんどくさいことはやらない。ひたすら省エネで動く。

几帳面に「やりすぎてしまう」人には、実践はやや難。

個人的効果:★★★

 

2、デスクダイアリーに〈やること〉を列挙

 

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【左:一日の〈やること〉優先順位】

〈やりたいこと〉×〈やらなければならないこと〉=〈やること〉

※基本は〈やらなければならないこと〉優先。余裕ががあれば〈やりたいこと〉〈やらなければならないこと〉どちらでもよい。望ましいのは、両方重なっていること

を列挙し、優先順位をつける。3つぐらい。

片づけたら取り消し線を引きます。

 

【右:週の〈やること〉優先順位】

1週間を展望し、

〈やりたいこと〉×〈やらなければならないこと〉=〈やること〉

を列挙します。

マーカーや色ペンなどを使い、立体的に優先順位をつけます。

 

【1カ月の展望】

予定、体調、睡眠時間、行ったことすべてを書き込みます。

ふわふわになっている時間感覚がシャキッとします。

 

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やりすぎると、省エネにならない危険もあります。

几帳面で、時間感覚の曖昧な人に向いています。

私は10年以上、日、週、月すべて一覧で確認できる、ダイゴのappointダイアリーを愛用しています。

 

個人的効果:★★★★★

 

3、大地に足を踏みしめる(?)

鬱の時は、意識がフワフワしています。

歩く時、大地を「踏みしめる」肉体感覚を体感するようにします。

個人的効果:★★

 

4、刺激的な情報をカット

鬱の時は、意思と行動の制御力が弱いので、ついダラダラしてしまいます。

私もネットサーフィンが止まらなくなることがあります。

刺激的な情報のインプットは疲れるので、できれば制限します。

私は、スマホタブレット画面をグレー表示にすることがあります(やる気が失せ、視力も温存できます)。

代わりに、自分に合ったアウトプット(行動・会話・自己表現)の方法を試します。

マインドマップやストレスリスト(後述)がおすすめです。

〈やること〉をひとつでもこなせば、気分が少し楽になります。

ダラダラする場合でも、あえてデスクダイアリーに〈やること〉化したうえでダラダラすれば、罪悪感は少なくなります。

個人的効果:★★★

 

5、ルーティンワークを淡々とこなしつつも変化を取り入れる

自閉傾向のある人は変化が苦手なので、得意なことを繰り返したり、いつもやっていることを淡々とやるのがいいです。

ADHD傾向のある人は、変化を取り入れても、自閉傾向のある人ほどダメージにはならないと思います。

ただ鬱の怖いところは「ループ」。

同じことをグルグル繰り返してハマッて、よけい落ち込んでしまうこともあります。

ルーティンワークを淡々とこなしつつも、ワクワクする場所に出かけてみるとか、問題を解消する道具を買うとか、生活に変化を取り入れると気分転換になります。

個人的効果:★★★★

 

6、思考を書き出す(「キーワード・フローチャート」と名付けているマインドマップ

キーワードで現在の思考地図を書きます。

 

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【私のやり方】

①ノートを見開きにします。

②タイトル・テーマ(悩んでいること)を見出しにします。

③考えていることや悩んでいる問題のキーワードを、ランダムに書き散らします。

 解決しなければならない順に優先順位をつけます。

 キーワードの下位項目に、連想するキーワードを思いつくまま書いていきます。

④関係のあるキーワードを矢印や線でつなぎ、さらに連想するキーワードを書き足します。

⑤優先順位の高いものをマーカーで強調します。

⑥思いつく解決策も列挙します。

 ※要は「思いつくままキーワードを書き出す」「矢印で関連づける」「優先順位をつける」です

⑦ページの角に書いた日付を書きます。

 「この情報はここにあった!」とすぐにわかり、検索しやすくなります。

※外山 滋比古『思考の整理学』が参考になります。

個人的効果:★★★★★

 

7、ストレスリストを書く

日記やノートなどに、思いつくストレスを箇条書きで書き出します。

私はいつも10個~13個くらい。

重大なストレスに丸をつけます。

私はいつも3~4個くらい。

解決策をリストアップします。

一つ一つ解決していきます。

解決したら、解決した日付を書きます。

※自律神経の第一人者、医師の小林弘幸さんが勧めていた方法です。

個人的効果:★★★★

 

8、掃除・片づけをする

一日に20~30分だけでもいいので、一カ所を少しだけ片づけます。

それだけでも気分が全然違います。

※小林弘幸さんが勧めていた方法です。

個人的効果:★★★★

 

9、視力をこれ以上悪くしないように…(目が悪い人向け)

私の場合、視力が落ちるとより鬱になる、という法則があります。

道具や設定変更でブルーライトを徹底的にカットします。

視力ノートをつけ、目の調子や、視力を悪化させる動画を見た時間を記録しています。

(でもこういう時に限って、ダラダラ動画を見て、悪くなってしまう…)

個人的効果:★★★★

 

10、相談する

深刻な問題は、人に話してガス抜きできれば理想的です。

私はなんでも話せる友人がいないので、専門家に頼ります…。

個人的効果:★★★★