minority sense

天寧煌子の作品基地 自閉スペクトラム症(聴覚過敏多め)に関する散文・息抜き雑文/詩/その他絵

スイレン

圧倒的な世界の対応できない私

世界は圧倒的

 

中年HSP記

さんのマネをして、4コマ漫画を描いてみました。

 

 

圧倒的な世界の対応できない私

 

毎日毎日、HELP ME

今、詳しいことは書かないので、ものすごく漠然とした表現で恐縮ですが、いずれブログに書きたいと思いますが、

 

毎日毎日、HELP ME!!

 

モードで街を走ったり机で一人問題対策会議を開いたり……という感じで日が過ぎます。

聴覚過敏の問題で、なんですけど・・・。

 

理解が得られない。困った。

 

友人知人といえどもわからない。

数年かかわっている知人にも困り感は伝わらないですね。

聴覚過敏の問題には「ハァ」しかない。

 

専門家? 専門家は・・・。

医師に説明しても「ハァ」って感じで落ち込みました。

医師に通じないのはキツイ……。

 

あぁヤバイ、落ち込んでる、落ち込んでるゾ……。

 

世界を相手に一人で戦わなきゃいけない感にしょっちゅうさらされます。

……それだけに、一人でも「通じる」人がいると、めちゃくちゃ嬉しいです。

 

「天寧さん、カウンセリング受けたほうがいいんじゃないの?」

「精神的問題を克服したほうがいいんじゃないの?」

と言われるけど、そのために病院に通っているのですよ。

精神科医よHELP ME!

 

 

 

※7年前の記事を公開しました。

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言葉が重くてパッと出ない…

行きたい場所がある。

かけたい電話がある。

……でも腰が重い。

聴覚過敏がハードルになっているのですが、言語の問題もあります。

 

言葉が沼の底に沈んでいるよう

自分の要求をパッと言葉にできない。

そうできる自信がありません。

 

言葉が重たい沼の底に沈んでいて、なかなか浮かんでこない感じです。

その時その瞬間に、うまく引っ張り出せない心もとなさがあります。

たとえとっさに言葉が出たとしても、相手に合わせる表面的な言葉になってしまうことがあります。

そこには「自分」がいないことも…。

「自分」はもっと底の方に座っています。

目の前の人に合わせている「自分」は、かなり演技しています。

 

質問されたときもそうです。

本当に自分が思い考えていることを、即座に言葉にするのは難しいです。

できることもあり、そのときは嬉しいですが、できないときは不全感が残ります。

 

とにかく時間がかかります。

常に書くものが必要です。

 

台本があれば話しやすい

だから、あらかじめ台本を書いて、自分の言いたいことをまとめておきます。

 

言葉がパッと出ない

 

この筋書きがあれば、心に刻みつけられた文字を見ながら話せます。

心の中を覗きながら、現実に接することができます。

一度話し始めると、「自分」も「言葉」も少しずつ「重力の沼」から浮かび上がってきますが、何事も入念に台本を書いておかなければ、最初の言葉は出づらいです。

言葉が出づらいので、人に働き掛けるのは、いつも腰が重いです。

 

※8年前の記事を公開しました。

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超個人的偏愛趣味音楽【ドラクエ/アルヴォ・ペルト/dir en grey/モーツァルト/光田康典など】

コロナ危機によって聴覚過敏が悪化したので、毎日音楽をかけまくっています。

ブログに自分の好きな趣味音楽をアップしている人を見ると、「いいなぁ、私もやってみたい…」なんてスケベ心を起こして、こっそり好きな音楽を紹介。

発達障害とはなんの関係もない、ただの私の個人的偏愛趣味なので、興味のない方はスルーしてください・・・。

 

偏愛CDコレクション全体

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 車の中にも10枚ほど。

 

上段:ゲーム音楽

上段がゲーム音楽すぎやまこういち光田康典伊藤賢治)。

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生まれて初めて心から感動した音楽が、すぎやまこういちドラゴンクエスト・オーケストラでした。

リズム、ハーモニー、メロディーが織りなす音の世界。

 

これが音楽というものなのかーーー!!

 

と開眼し、クラシック、現代音楽、ロック、民族音楽となんでも聴くようになりました。

それにゲーム音楽は、何度も同じメロディが「繰り返され」ます。

「繰り返し」を好む私は夢中になりました。

最小単位のメロディーが何度繰り返されても、決して飽きさせない。

骨となる旋律に無駄がない。

それは、その曲が優れている証拠です。

優れたゲーム音楽「完璧」です。

 

一番好きな曲は「おおぞらをとぶ」 ↓


ドラゴンクエスト 3 冒険の旅 おおぞらをとぶ

 

中段:クラシック

中段はクラシック。

モーツァルトラフマニノフが好きですが、一番好きな曲は「ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌」 ↓


Arvo Pärt Cantus in memoriam Benjamin Britten - Proms 2010

 

アルヴォ・ペルトエストニアの作曲家で、静謐な現代音楽を作曲しています。

この曲は「この世のものとは思えない静寂、いままで聴いたことのない純粋な響き…」とアルバムの解説にある通り、息を呑むほど鬼気迫る「静けさ」「祈り」が、鐘の音で表現されています。

棺桶の中にもっていきたい音楽。

 

下段:ハードロックその他

下段はハードロック、ポップス、民族音楽環境音楽、ヒーリングミュージックなど。

 

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一番好きな曲の一つは ↓


[subbed] Dir en grey - The Pledge

 

dir en greyは「痛み」を表現するアーティストです。

昔、PTSDの知人から紹介されました。

子どもの頃、虐待された彼は、自分の心を表現できないため、dir en greyの曲でカタルシスを味わっていました。

彼の代わりにdir en greyが泣いてくれている、というわけです。

 

彼に書いた詩。

 

【記憶の鎖】

 

心の深手を背負ったまま

言葉を操り書くことも

歌うことも踊ることも

涙を流し悲しむことも禁じられ

空想の檻に閉じ込められて

記憶の中で自傷する君

人間らしさを奪われて

気が遠くなるほど長い年月

頭でさまよった反復の日々

どうかほんの少しずつでも

話してほしい泣いてほしい

表現を怖れず開いてほしい

冷凍した記憶を温かくほどき

溶かして再び生きてほしい

(『声・まっくら森』収録)

 

日本では、見目麗しく、心地よく、癒しとなるものが芸術として消費される傾向がありますが、本当の芸術は「いやったらしい岡本太郎」ものでもあります。

 

今はほぼモーツァルト

ここまで紹介してきましたが、CDコレクションの音楽は今、ほとんど聴きません。

図書館から借りてくるモーツァルト全集を、2年前から毎日聴いています。

ドライブ中はドラクエですが。

 

 モーツァルト音楽のクリアな波動は、心と体を鎮めます。

これがなければ生活できません。

最大の聴覚過敏対策です。

もはやモーツァルトの音楽以外、聴きたいと思わなくなりました。

 

Mozart: The Symphonies, Complete Edition

Mozart: The Symphonies, Complete Edition

  • 発売日: 2006/01/10
  • メディア: CD
 

 

 

……と思っていましたが、最近また光田康典を聴いています♪

 

www.youtube.com

 

うるさい! コロナストレス(2) 以前より厳しくなった日常

近所がうるさくなった

 

 この頃から、ゴールデンウィークや土日などの休日に聴覚過敏が悪化する法則に気づくようになった。休日は平日と違って、わさわさ動き回る何者かの気配がせわしなく、一触即発の空気に満ちている。身体じゅうの細胞は落ち着きなく、爆弾を抱えているよう。休日は私にとって避けなければならない鬼門だ。とくにゴールデンウィーク、夏休み、年末年始は、聴覚過敏の火種が発火する危険を孕(はら)んでいた。

『踏まないで! ―ある自閉症者の聴覚過敏手記― 第八章 病む記憶』

 

静かな平日の近所が「休める場所」だったのに、今は近所がうるさくなり、生活しづらくなりました。

散歩道には人があふれ、往路800メートルほどの距離で、約10家族(グループ)に遭遇します。

精神の健康を保つためには、それしか方法はないと、理解はしていますが。

私の精神衛生上は厳しいです……。

 

ただ5月5日あたりからグループが半減

外出自粛生活に慣れたのか、オンライン上で授業をやっているのか。

かなり楽になりました。

これならなんとか耐えられるかな……。

 

 

コロナ後近所がうるさくなった

 

 

会話「耳栓」をください

一番困っているのは、会話する機会がないことです。

これまである会で会話することで、聴覚過敏の対処になっていました。

毒をもって毒を制する。

ちょうど会話が、耳栓の役割を果たしていたのです。

しかし会は休止となり、私の健康上、厳しい状態が続いています。

友人が少ないため頼める人もなく……。

コロナ対策は万全にし、十分距離を取るから、誰か会話してください。

 

見えない困難

コロナ緊急事態によって、私の日常は以前より過酷になりました。

図書館が閉まっているのも厳しいですね。

 

命の危険はあるけど全世界に理解者がいる病気と、意識ある間、恐怖と苦痛が続く理解者がない病気

後者の方が、私には格段に苦痛で大変です。

 

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 私が抱える見えない困難を可視化することに、意義があるかもしれないと思い、こうして記事を書きました。

 

現段階で、緊急事態宣言は解除の方向に進むそう。

ホッとしています。

これで少しは楽になれば……。

 

今はコロナ関係の社会問題があふれ、誰もが大変ですが、人に理解されづらい特殊な生きづらさを抱える人は、さらに自分との闘いを余儀なくされると思います。

可視化されず声を上げづらい困難を抱える人を、一番気にかけています。

 

 * * *

 

追記:2012年の過去記事を大量(13記事)にアップしました。

サイドバーからも読めます。

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選挙活動で苦労した聴覚過敏とコミュニケーションの問題

最近、応援している人の選挙を手伝いました。

以下は聴覚過敏やコミュニケーションの困難を記した記録です。

 

選挙前夜打ち合わせ

総勢12名で打ち合わせ。

 

  • あちこちザワザワ騒がしく気が散る
  • 誰も彼も声がキンキン尖っている
  • 初めての顔ぶれとのコミュニケーションに苦手意識がある
  • 目に見える手がかりのない話し言葉がわかりにくい
  • コロナ防災バカ無線がうるさい
  • ドアや取っ手にコロナウィルスがついている可能性があるのが気にかかる
  • 人がマスクを外して近づいてくると脅威を覚える
  • 聴覚過敏が今にも出ないかと身体に意識がいく
  • 打ち合わせが盛り上がってトイレに行くタイミングが掴めない
  • サウンドレベルメーターを車から持ち出したいとムズムズ

 

とにかく刺激が多い。

 

いろんなコトが気になる

 

自分の身体の要求、外の世界の刺激・・・。

いろんなことが気になる!!

 みんななんともないのが信じられない。

 

応援している人を勝たせるという目的のみを見つめ、目の前のコミュニケーションに集中するよう努力。

身体をうまく空間になじませるようにして、参加できた。

おかげで2時間近く経過しても、聴覚過敏の気配はない。

そこから作業に入り、いつの間にか3時間半経過してお開きに。

聴覚過敏は出ずホッとした。

苦手な状況でよく耐えた。

 

1日目

毎日コンディションが整うのが昼過ぎなのに、朝早くから選挙事務所へ行き活動。

内心「大丈夫か」と不安。

 

ワイワイガヤガヤうるさい事務所で、活発に作業する。

自分に割り当てられた、できる仕事があると、空間参加感が増して安心する。

 

6時間半経過した頃、頭がズキズキしてきたので早退。

聴覚過敏の嫌な首痛ではなく、いろいろな緊張と疲れが頭痛になったという感じ。

それでも聴覚過敏には違いない。

帰宅して仮眠すると、上半身の筋肉が突っ張り痛む。

大量の人の声に長時間、“被爆”し続けた疲労は深い。

こんなに苦手な状況でよく頑張った!

明日もつか不安。

 

2日目

昨日の聴覚過敏の痛みが上半身に残ったまま、選挙事務所に朝出勤。

自分に割り当てられた重要な仕事を済ませると、午後からいよいよ選挙カーへ。

雨が降っていて寒かったが、人の声があちこちで飛び交う事務所よりは、静かな選挙カー車内の方が、聴覚過敏のダメージは少ない。

人と作業することにも慣れてきて、夜9時の段階で、痛みがおおかた消えるほど。

昨日の疲労がこんなに残っているのに、聴覚過敏は出なかった。

12時間ももった。

私にしてみれば、苦手な環境でどれほどもちこたえたことか!

 

3日目

昨日に引き続き、選挙カーのウグイス(候補者の代わりに応援演説する仕事)に集中して6時間半。

台本があるから、ウグイスはできないことはない。

ただ、他のウグイス担当者はとっさに臨機応変な言い回しができるが、私の言葉はどうしても台本通りの定型文句になりがち。

聴覚過敏は一切出ず。

苦手な状況で頑張った!


4日目

昨日に引き続き、選挙カーのウグイスに集中して7時間。

YさんとDさんに声を誉められ嬉しかった。

苦手なZ夫婦がいて、自分の話ばかりされるのに辟易したが、私にしてみれば、よく話の輪に入った。

聴覚過敏は一切出ず。

苦手な状況でよく頑張った。

 

5日目

朝から選挙事務所へ。

ストレスがたまり、昼食中は少しむっつりしていた。

出しゃばりZ夫人の自慢話にもうんざり。

午後は事務所の世話。

昼1時から5時まで、おばさん達に混じって苦手な “世間話” に興じる。

こんな苦手な井戸端会議に良く耐えた。

 

夕食中、あちこちザワザワしてうるさい!

ここでも、あまり面白くない目の前の会話に集中し、苦手な状況を淡々と耐え、乗り切った。

 

夕食後、片付けが終わり事務所で休憩。

Yさんと、医学の話で盛り上がった。

やっと興味深い、実になる話が聞けたので、充実感があった。

意気投合したので、Yさんは心を開き、人の悪口を言うことで団結する近所の人の醸し出す雰囲気が「つらい」と打ち明けた。

Yさんは、実はHSP人と判明し、心強かった。

Yさんの話が理解できたのは、感覚と経験と知識が私にあるから。

しゃべり上手なZ夫人のペラペラ言葉は理解できない私だが、聞き上手だからこそコミュニケーションを取れたと自信が持てた。

聴覚過敏は平気だった。

 

6日目

朝からウグイス。

うまくスピーチできて満足。

昼食後は某所で相談。

仮眠したのもあるが、ほとんど疲れていない。

夕方からまた選挙カーに搭乗。

Z夫人が発達障害当事者であると判明。

これだけしゃかりきに働いたのに、聴覚過敏と疲労がほとんど出なかったので、嬉しい。

 

最終日

朝からウグイス。

昼頃、選挙最終日にして目の奥と首が重くなってきた。

午後はドッと疲れが押し寄せ、首も目も頭も腕も、上半身一帯が全部痛い。

「あー疲れた!」と同乗者に愚痴る。

選挙カーの後続車を2台走らせていたが、みんな疲労がたまっている。

選挙カーをぶつけ、スタッフはやいのやいのと大喧嘩。

帰宅すると、疲労と痛みのあまりグッタリ。

 

苦手な状況の連続だった

……とまあ、毎日「頑張った」と自分をねぎらう日記ばかりですが、それほど「苦手な状況」の連続でした。

人と関わる機会と賃金を与えられたのは、大変ありがたかったです。

 

コミュニケーションやうるさい場所が苦手なのに、人なかで耐えたこと。

何より聴覚過敏を。

一対多のコミュニケーションが、私にとってどれほど難しかったか…。

苦手な状況で、人一倍、自分の能力以上の仕事をした!

と何度も自分をねぎらっておきます。

 

巧みな言葉でのし上がろうとする人

 Z夫人という人が、ペラペラよく動く舌で自分のことをまくしたて、場を乗っ取ろうとするのが困りました。

巧みな言葉にものを言わせ、場を制する。

横暴です。

口下手で黙々と影の働きをしている人もいるのに、口が達者で、ごね、騒ぎ、派手な働きをした者ばかりが目立ち、意見は通される。

こんな世の中なってほしくないです。

 

場・状況に自分をそぐわせたい人

状況や人によって、パーソナリティーを演じ、完全に別人のようになる人がいました。

つまり状況功利的に顔の裏表を使い分け、自分の利益を図ろうとする人。

 

状況によって顔を変える

 

「自分がどうか」よりも、「場・状況で自分が得するかどうか」に意識が向いているのです。

不気味です。

裏表のない自閉症の人には絶対できない振る舞いでしょう。

 

 

あーーー、心細かった!!

配慮できる状況でないのは重々承知しているけど、私の感じ方に理解配慮があったら……と思いました。

人の気持ちがわからない奴はアスペルガーだ!……なわけはない

○○さんってアスペルガーじゃない?

知り合いのY美が、声をひそめて私にこうささやきました。

 

「Oさんてアスペルガーじゃない?」

 

Y美はスピリチュアルなものに興味を持つ、繊細で敏感な人です。

HSP(Highly Sensitive Person 人一倍敏感な人)の特性があると、私は感じています。

ある時Oさんは、Y美の繊細な気持ちを汲まない発言をしたそうです。

Y美は、そんなOさんをとがめるために、「アスペルガーじゃない?」と指摘したのです。

 

こうした声を、私は至るところで聞いてきました。

Y美だけではなく。

 

「○○さんってアスペルガーじゃない?」

「△△さんてアスペよ」

 

自閉症より「アスペ」「アスペルガー」を指摘する人が多いようです。

 

ちなみに自閉症とは、生まれつき

1、対人関係の特異性
2、コミュニケーションの障害
3、想像力の障害

という3つに特徴(3つ組)が現れることから、診断される障害です。

 

www.autism.jp

 

知的障害を伴わない自閉症を、以前はアスペルガー症候群と呼んでいました。

現在は、従来のアスペルガー症候群も古典的自閉症も、自閉スペクトラム症ひとくくりになっているそうです。

 

アスペルガーの人だけが人の気持ちを理解できないのではない

話を戻すと、Y美がとがめたOさんは、社交的で交友関係が広く、コミュニケーションと言語の能力は高く、想像力も豊かな人です。

対人関係の特異性、コミュニケーションの障害、イマジネーションの障害という「3つ組」がひとつもありません。

しかも鈍感です。

感覚の鈍い自閉症者はいないでしょう。

自閉スペクトラムとは真逆のアイデンティティを持っているのです。

 

そんな人に、なぜY美が「アスペルガーじゃない?」というのか。

それは、「人の気持ちがわからないのはアスペルガー」というステレオタイプな障害のイメージがあるからでしょう。

つまり偏った見解です。

 

Y美を怒らせたOさんは、当時、自分が持てる以上のストレスを抱えてパンクしそうでした。

Oさんは、自己の感覚を遮断し麻痺させて、厳しい状況を乗り切ろうとしているように見えました。

もともと鈍感なのに、さらに鈍感になっていました。

鈍感になっていたから、超敏感で繊細なY美の心を理解しない、無神経な発言をしたのでしょう。

だからといって、Oさんがアスペルガー症候群ということにはなりません。

Oさんはただ、一時的に、人の気持ちに鈍感になっていただけです。

 

人は心の余裕をなくした時、自分をシャットダウンして、相手の気持ちを十分理解できなくなることがあります。

誰しも辛い状況に陥ると、自己を守るために、感覚を切断します。

そんなふうに余裕を失ってしまった相手に何が起こっているのか、目の前の人が見えない人もいます。

OさんとY美はどっちもどっちで、相手が見えていなかったのです。

 

人の気持ちがわからないのはあなた

「人の気持ちがわからないのはアスペルガーだ。」

 

そうではなく、アスペルガーだと安易に決めつける方が、相手を十分理解できない、相手が見えない可能性が大きいです。

相手を見、心を観察できる人なら、決めつけなくても、その人がどういう人かわかります。

同じ体験をしている人も、相手を直観的に把握するでしょう。

相手を理解できないから、アスペルガーというラベルを貼ることで、安心する

なんだかよくわからないものが、「アスペルガー」という記号で解決できる。

つまり、「自分がわからない」という問題を、相手に転嫁しているのです。

 

人の気持ちがわからない奴はアスペルガー

 

相手を理解できないのは、相手の問題ではなく自分の問題です。

もし相手が本当に自閉スペクトラムならば、相手と自分双方の問題ということになります。

ラベルを貼った相手だけに、決して問題があるわけではありません。

みんな面白がる共通の話は、たいてい面白くない。

面白くないことが面白いのかもしれない

とある人の選挙を手伝い、お疲れ様会があった。

一言で言うと、あまり面白くなかった。

近所の人間関係の裏事情に興味がないのだ。

 

政治の話にしても、「人の心を解き明かす」真理を聞きたいのに、自分の生活実感に沿わない話題ばかり。

人生経験豊富な年配の人の、ためになる面白い話ぐらい聞けるかと期待したが、近所の誰がどうしたという卑近なうわさ話に終始していて、どれほど注意深く耳を傾けても面白くない。

新聞の社説に載っているような、もう少し理念的な話が聞きたかった。

市の現状はヒトラーが権力を持った状況に似ていないかと思うが、そういう話も聞けなかった。

目の前の人間を一生懸命観察したが、いまいち誰も面白くない。

 

人間万事塞翁が馬(人生どう転ぶかワカラン)

 

と言ったある老人の言葉だけ面白かった。

とにかく面白くなかったので、本を読みたいと考えていた。

目の前の人に面白がれない自分に少し悩んだ。

 

さっきから面白いだの面白くないだの同じ言葉を繰り返しているが、なぜこんなに面白くないのかと考え、そのことがしきりに気になって仕方なかった。

面白いとはどういうことか?

面白くないと感じるとはどういうことか?

面白くないと強烈に感じられることが、少し面白かった。

そう言えば私は、面白いとは何か、楽しみとは何か考えることに興味がある、つまり面白いようだ。

 

roots-amanekouko.hatenablog.jp

 

しかしそんな(哲学的な)問題は、政治談議の肴にもならない。

 

共通性の高い話は面白くない

面白くない話は、面白くないから、興味を持とうとしても、心が剥がれていく。

私は興味の幅が狭い。

面白くないものは面白くない。

みんな面白がる共通の話は、たいてい面白くない。

 何事も面白がれるに越したことはないが、心の底から面白くないと思っている時に、興味を持つのは難しい。

 

 

多数派の共通の話は面白くない

 

ただそんな自分に悩んでいるので、関心の幅を広げていきたいとは思う。

おそらく1対1か、1対2~3人で話せば、興味のない話でも興味のフックをひっかけやすいだろう。

 

台本なしに喋れる人ばかり・・・

みんな「台本」なしにペラペラしゃべれるのが不思議だった。

私は言語障害があるので、筆記しながら会話。

 

「若(わけ)ぇーから」

 

と年配者はなんでも年齢のせいにするが、まったく関係ない。

 

うるさい

あちこちに雑談の輪ができうるさくて、聴覚過敏が出やしないかとハラハラした。

1対多のコミュニケーションは、本当に敷居が高い。

サウンドレベルメーターで騒音レベルを測ると、70台dBだった。

 

みんな鈍感

コロナウィルスに感染しないか、私は四六時中ピリピリしていたが、みな防衛意識が乏しく鈍感だった。

定型発達者との違いを強烈に感じた。

そのことを話題にする場もなかったので、ブログにメモしておく。

(2020.5.2 日記)

時間感覚が麻痺している私の時間管理術

私の時間感覚は、麻痺しているといっていいほど乏しいです。

いろんな方法で管理します。

そのツールを紹介します。

 

1、デスクダイアリー

 

デスクダイアリー

 

モザイクをかけすぎて何が何やら。

DAIGOのアポイントダイアリーを長年愛用。

基本はコレです。

時間が目に見える形で把握できる安心感があります。

 

 

2、理想タイムスケジュール表

 

理想タイムスケジュール

 

このスケジュールをつくる時は頑張ってつくりますが、あまり守れず、すぐグダグダになります。

予定通り過ごすぞ!という気合いを高める効果だけはあります。

 

 

3、タイムタイマー

 

タイムタイマー

 

発達障害者の憧れ(?)タイムタイマーです。

スチール製の本棚にマグネットでくっついています。

毎日使っているわけではないけど、そばにあるだけでホッとします。

「見える時間」に見守られる、この安心感・・・。

鬱が酷い時に購入すると、症状が緩和しました。

非の打ちどころのない発達障害お役立ちグッズです。

 

 

4、砂時計

 

砂時計

 

「10分」もあったけど、割って廃棄しました。

視力向上トレーニングのために、「5分」を毎日使います。

「1分」と「3分」は短すぎて使えません。

綺麗な砂を見るだけで癒されます。

他に、スマホのタイマーアラームも使います。

もちろん目覚まし時計も。

 

 

5、ホワイトボード時間割

 

ホワイトボード時間割

 

以前はデスクダイアリーの余白に書いていた時間割を、手軽に書けるホワイトボードにしました。

青文字が予定で、赤文字が実際に過ごした時間です。

 

時間感覚が麻痺する理由

 

なぜ時間感覚が麻痺するのか。

それは、没頭しすぎるからです。

何かにハマる、つまり 没頭100になると、時間感覚は0になります。

ゲームにハマりすぎて気づくと朝になっていたとか、小説を読むのに夢中になってトイレにも行かなかったとか、そういうエピソードはてんこもり。

のめり込み過ぎて、時間が「なくなる」のです。

 

心理的に危機の状態にある時も、時間感覚は麻痺します。

特に人への信頼を失うと、時間は壊れ、ダラダラと境界のない時が拡大していきます。

 

病院のコミュニケーションで困ること と 対処法「目で見て理解」

コミュニケーションで困ることをリストアップ

コミュニケーションで困ることを word でリストアップしました。

他の困りリスト含め20ページ以上あります。

こういう資料が山ほど(ファイル2冊以上)あります。

このリスト内容をブログに展開してみます。

病院のコミュニケーションで問題になること

 

病院のコミュニケーションで困ること

 

  •  目に見えない耳から入る話し言葉は "音" に聞こえることがあり、意味を把握しづらい言語障害のない定型発達者は、目に見える手がかりなしに、音声のみでペラペラ会話しているが、私には難しい。
  •  自分語りしすぎることがある。引き際の判断が難しく、「良い加減」で止めるのが下手
  •  いかにもコミュニケーションできているように演技する癖がある。社会的な不利益を被らないために、就職(活動)中に身についた自己防衛が無意識的に働く。見かけはうまく会話しているように見えるが、本当は口下手・聞き取り下手。
  • 思考が深く、本当に思い考えていることを、即座に言語化できない。十分に表現しきれない不全感が残る。会話で捻り出す言葉は表面的。問いかけられても即座に回答できないことがある。時間がかかる。


思考が深く、会話で出る言葉は表面的

 

 ※「考」の字に斜め線が入っていませんでした・・・

 

  •  医師とのやりとりは、8割通じていない感じが残る。医師や看護師に、訴えを誤解されることが多く、病院でのコミュニケーションは常に難儀する。

 

対処法

 

  •  刺激が少なく落ち着いた静かな場所で、一対一で話すと、苦手な話し言葉でも通じやすい。
  •  話し言葉を書き取り、目に見える文字に変換して理解している。
  • 会話の内容を、目で確認できる文字や図に変換するホワイトボードや白紙があれば、意思疎通しやすい。
  • 話す「台本」をあらかじめ用意しておけば、本当に思い考えていることを表現しやすい。病院ではメモやレポートを提出し、書き言葉で意思表示する。話し言葉のやりとりは少なく、ほとんど話さないことも。精神科では深い思考内容を伝える必要がある。医師には敬遠されることが多いが、訴えを書き言葉で伝えることができればありがたい。
  •  私が自分語りしすぎた時に、「今日はここまで」とストップしてもよい。曖昧にものを言う日本人は多いが、遠慮なくハッキリ伝えてもらえると、自分を改善できるので助かる。

 

目に見えるもの / 目に見えないもの

要は、目に見えるものは理解しやすい。

目に見えないものは理解しにくい。

視覚的な手がかりがないと、脳が対象を捕まえにくい、認識しづらいです。

最近、視力が落ちて、読書しづらくなりました・・・。

視覚に訴えないものは、頭に入りにくいです。

 

目に見えないといっても、心や抽象的なことがわからないわけではありません。

思考したり感受したりする時、心に浮かぶ抽象的な目に見えない概念は、心の中で視覚的な文字や画像に変換し、ノートやふせんに書き出して、目で見て理解しようとします。

ビジュアル・ラーナーです。

うるさい! コロナストレス

流行に興味はないけど・・・

私にとって価値あるものは、時間の淘汰を経たものです。

新しいものや流行に、あまり(ほとんど)興味はありません。

流行や時事ネタに疎く、新聞を読み思うことはあっても、人と共有する意思は乏しく、一人で考えているダケ。

 

「新しきものの善きものたることは稀なり。善きものの新しきものたること、つかのまにすぎざればなり。」

(ショウペンパウエル『読書について』、岩波文庫、32頁)

 

流行ってパッとやってきて、フワフワ流れていって、何も残らない。

毎年毎年、何か流行るたびに、迷惑なことだなぁと思っていました。

 

しかし……しかし……。

コロナの "流行" があまりにストレスフルなので、時事ネタをあまり書かない私ですが、コロナを題材に記事を書きたいと思います。

うわっ、これ時事ネタすぎるよ……。

みんな書いてるし私が書く必要ないやん?

と自分にツッコミしつつ……。

 

万年休日のコロナ・ストレス

感染した人も、在宅勤務している労働者も、中小企業も、医療関係者も、アルコール消毒が必要な病人も、生活困窮者も、子どもを抱える家族も、みんな大変なコロナウィルスの感染ですが、私のストレスも大きくなってきました。

 

家族に肺炎持ちがいるから、感染したら重篤化の危険があるとピリピリしています。

私も免疫を抑える薬を使っているので、かかりやすく、外出時はビニール手袋をはめることも。

手を洗いすぎて毎日カサカサです。

 

しかしコロナの恐怖よりきついのが、聴覚過敏です。

休校で自宅待機している子どもたちが、近所でキャイキャイ騒ぐ声が、毎日キツイ……。

上階で走り回る子どもの足音がキツイ……。

近所で遊ぶしか選択肢はないと理解はしつつも、これが延々と、毎日毎日続くので参ります。

 

これまでは聴覚過敏でほとんど家から出られず、ようやく静かになった平日の深夜を見計らい、やむを得ず出かけなければならない用事がある時に、出かけていました。

街がキャイキャイやかましい土日は、徹底的に避けていました。

うるさい休日が苦手!

それなのに、休校・休業で毎日が土日のよう。

これはきます……神経に。

 

いつ終わるんだー!? この万年休日状態が。

 

数日ならいいけど、この状態が何カ月続くのやら……。

心をゆったり持つように心掛けていますが、気づくとついイライラしてしまうことも。

 

ただ、不登校の人にはありがたい状態なのかな? と想像したりします。

 集団になじめない人の、いじめられるリスクが下がったらいいな、と思います。

 

人々(の声)がガリガリ、トゲトゲ、キンキン

もう一つ敏感に感じるのは、人々の変化です。

コロナ自粛で、ストレス解消しようとする人の声が、いつもの1、4倍ぐらい「尖って」いるように感じます。

ガリガリ、トゲトゲ、キンキンと。

まさにコロナウィルスの突起のように。

 

必要なものを買いに店に行くと、店員さんの押しが心なしか激しいです。

 

コロナ危機で押し押し店員

 

追記:マスクを描き忘れていました・・・。

 

購買者が少ないから、店員も必死なのでしょう。

在宅高齢者を標的にした詐欺も発生しているというし、非常時は人間の本性がむきだしになるのを感じます。