マイノリティ・センス

自閉スペクトラム症の個人的な表現・分析(聴覚過敏多め)

スイレン

カンシャクは突然やってくる(2)

軽いかんしゃくを起こした日に、好きなハードロックを聴いていたら、凶暴な気分が高揚し、翌日まで引きずった。

「聴覚過敏者は逃げ場所と居場所がほしい(4) 偏見」で問題になった相手のキンキン声を聴いていると、その首筋に、まわし蹴りをくらわせたい衝動が止められず、危険だと思い、社員に相談したうえで休憩。
カンシャク寸前だったのである。
 
「凶暴な気分なんです。」言葉の選び方が、どうも乱暴だった。
しかし相手はニヤニヤするだけで、相談に乗ってくれるわけでもない。
「もう、いいです。」と言って部屋に引き下がると、休憩中だったので、仲のいい同僚で、格闘技ができる人を外に引っ張り出して、イキナリ爆発。
 
余計な服を脱ぎ、相手の胴体や腰に、スポーツクラブで覚えたボクシングや空手まがいのパンチやキックを入れる。
もう何も見えない。殴る、蹴る。雄叫び。
何事かと集まる人々。止めに入らず、傍観する社員・・・。
 
普段大人しい私が、いきなり乱闘に及んだためか、まわりの人があまり話しかけてくれなくなったような気がする。
すごい恰好で暴れてしまったので、怖がられているのかなぁ・・・。