マイノリティ・センス

自閉スペクトラム症の個人的な表現・分析(聴覚過敏多め)

スイレン

超個人的偏愛趣味音楽【ドラクエ/アルヴォ・ペルト/dir en grey/モーツァルト/光田康典など】

コロナ危機によって聴覚過敏が悪化したので、毎日音楽をかけまくっています。

ブログに自分の好きな趣味音楽をアップしている人を見ると、「いいなぁ、私もやってみたい…」なんてスケベ心を起こして、こっそり好きな音楽を紹介。

発達障害とはなんの関係もない、ただの私の個人的偏愛趣味なので、興味のない方はスルーしてください・・・。

 

偏愛CDコレクション全体

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 車の中にも10枚ほど。

 

上段:ゲーム音楽

上段がゲーム音楽すぎやまこういち光田康典伊藤賢治)。

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生まれて初めて心から感動した音楽が、すぎやまこういちドラゴンクエスト・オーケストラでした。

リズム、ハーモニー、メロディーが織りなす音の世界。

 

これが音楽というものなのかーーー!!

 

と開眼し、クラシック、現代音楽、ロック、民族音楽となんでも聴くようになりました。

それにゲーム音楽は、何度も同じメロディが「繰り返され」ます。

「繰り返し」を好む私は夢中になりました。

最小単位のメロディーが何度繰り返されても、決して飽きさせない。

骨となる旋律に無駄がない。

それは、その曲が優れている証拠です。

優れたゲーム音楽「完璧」です。

 

一番好きな曲は「おおぞらをとぶ」 ↓


ドラゴンクエスト 3 冒険の旅 おおぞらをとぶ

 

中段:クラシック

中段はクラシック。

モーツァルトラフマニノフが好きですが、一番好きな曲は「ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌」 ↓


Arvo Pärt Cantus in memoriam Benjamin Britten - Proms 2010

 

アルヴォ・ペルトエストニアの作曲家で、静謐な現代音楽を作曲しています。

この曲は「この世のものとは思えない静寂、いままで聴いたことのない純粋な響き…」とアルバムの解説にある通り、息を呑むほど鬼気迫る「静けさ」「祈り」が、鐘の音で表現されています。

棺桶の中にもっていきたい音楽。

 

下段:ハードロックその他

下段はハードロック、ポップス、民族音楽環境音楽、ヒーリングミュージックなど。

 

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一番好きな曲の一つは ↓


[subbed] Dir en grey - The Pledge

 

dir en greyは「痛み」を表現するアーティストです。

昔、PTSDの知人から紹介されました。

子どもの頃、虐待された彼は、自分の心を表現できないため、dir en greyの曲でカタルシスを味わっていました。

彼の代わりにdir en greyが泣いてくれている、というわけです。

 

彼に書いた詩。

 

【記憶の鎖】

 

心の深手を背負ったまま

言葉を操り書くことも

歌うことも踊ることも

涙を流し悲しむことも禁じられ

空想の檻に閉じ込められて

記憶の中で自傷する君

人間らしさを奪われて

気が遠くなるほど長い年月

頭でさまよった反復の日々

どうかほんの少しずつでも

話してほしい泣いてほしい

表現を怖れず開いてほしい

冷凍した記憶を温かくほどき

溶かして再び生きてほしい

(『声・まっくら森』収録)

 

日本では、見目麗しく、心地よく、癒しとなるものが芸術として消費される傾向がありますが、本当の芸術は「いやったらしい岡本太郎」ものでもあります。

 

今はほぼモーツァルト

ここまで紹介してきましたが、CDコレクションの音楽は今、ほとんど聴きません。

図書館から借りてくるモーツァルト全集を、2年前から毎日聴いています。

ドライブ中はドラクエですが。

 

 モーツァルト音楽のクリアな波動は、心と体を鎮めます。

これがなければ生活できません。

最大の聴覚過敏対策です。

もはやモーツァルトの音楽以外、聴きたいと思わなくなりました。

 

Mozart: The Symphonies, Complete Edition

Mozart: The Symphonies, Complete Edition

  • 発売日: 2006/01/10
  • メディア: CD
 

 

 

……と思っていましたが、最近また光田康典を聴いています♪

 

www.youtube.com

 

ブログに集中しすぎて目が 目があああっ

ブログに集中しすぎて目が…

100か0です。集中の仕方が。

「やりすぎる」か「やらなすぎる」か極端。

 

ブログに100没頭してると、力が抜けず、眼筋が硬直して、視力が恐ろしく低下。

いつもの調子を0と仮定すると、

-10 ---- 0 ---- +10

の-9ぐらいに落ちてしまい。

パソコン画面から離れるしか。゚(゚´Д`゚)゚

 

初のスマホからの投稿です。

うまく表示されるかな?

 

ガボールが来る

今流行りのガボールパッチ本なんて~のも入手しながら、視力を温存。

見るだけで目がよくなるガボールパッチ (扶桑社ムック)

見るだけで目がよくなるガボールパッチ (扶桑社ムック)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2019/08/19
  • メディア: ムック
 

 効果はまだない。

 

ところでこのガボールパッチ。

「好きなガボールパッチを選び、同じものを探し出そう」

というトレーニングなんですけど、この図形たるや……

 

ガボールパッチ

 微妙に気持ち悪い

と思うのは私だけ?

 

ガボールを見ながら、心の中で自問自答するには、

「好きな」って言われても……。ねぇ?

いや「嫌い」ってわけじゃないんですよ?

まあ、あえていうなら下段右から2番目が

「人の悪口はご機嫌ナナメ」ってな詩が浮かんできたりして

気にならないではないですけど、

あくまで「気になる」程度であって、

「好き」かって言われたら、そういうわけではないし、

でもやっぱり気にならないわけではないんで、

「好き」なのかもしれないなぁ、と……。

 などと、地味ながらジワジワ深層心理に働きかけてくる図形でありました。

ガボールガボール…。

 

  *  *  *

 

最近、聴覚過敏のイラストを描き始めました。

これで鬱が少し和らぎました。


助けてって叫んでも無視

 

中村文則さんがバージョンアップしたらしい

現在、執筆中の聴覚過敏体験記『踏まないで!』の添削をしてくださっているクマさん。↓↓↓で登場。

『踏まないで!』第11章 ブラックホールの秘密

作家中村文則さんの大ファンです。

ワタクシも気にかけてはおり、新聞で関係記事を見つけると、切り抜きをつくります。

が、クマさんほどの入れ込みようではありません。

 

中村文則さんは、最近までクマさんが購読している中日新聞で小説「逃亡者」を連載していたそうですが、今度は私が購読している朝日新聞「カード師」を連載することに。

 

「クマさんこれ見てください!! 今度は朝日新聞で連載するんですよ!」

 

私は切り抜いた新聞記事をクマさんに見せます。

少し首を傾げ、クマさんいわく「深ぁ~い湖の目」(この詩的表現!)をした、中村文則さんのクールでミステリアスな面影が覗いています。

 

「ひゃー!」クマさんは両手を広げて一気にテンションアップ。「一作書き終わらないうちにィー!!」

 

「でしょ!?」

 

「あァんな "文学青年" だったのにィー!! こォ~んな立派な文学者になってェー!!

 

貫禄が増してバージョンアップしたと言いたいらしい。

 

「いや、いや!」私は激しく首を左右に振ります。「全ッ然変わってませんて。写真」

 

 

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before 朝日新聞2019年7月31日(クマさんが「深ぁ~い湖の目」と評した頃の写真)

 

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after 朝日新聞2019年9月某日(不明)

 

 

いや~、全然変わってないと思うんですけどねえ……?

 

「アタイの文則さん~! アタイの目に狂いはないィーー!」

 

はしゃぐクマさんが面白いです。

中村文則さんは太宰治が好きだそう。好き嫌いが分かれる太宰治ですが、私にとっては脳内兄さん。そういうルーツつながりで親近感を抱いている、今、旬の作家です。