マイノリティ・センス

自閉スペクトラム症の個人的な表現・分析(聴覚過敏多め)

スイレン

中村文則さんがバージョンアップしたらしい

現在、執筆中の聴覚過敏体験記『踏まないで!』の添削をしてくださっているクマさん。↓↓↓で登場。

『踏まないで!』第11章 ブラックホールの秘密

作家中村文則さんの大ファンです。

ワタクシも気にかけてはおり、新聞で関係記事を見つけると、切り抜きをつくります。

が、クマさんほどの入れ込みようではありません。

 

中村文則さんは、最近までクマさんが購読している中日新聞で小説「逃亡者」を連載していたそうですが、今度は私が購読している朝日新聞「カード師」を連載することに。

 

「クマさんこれ見てください!! 今度は朝日新聞で連載するんですよ!」

 

私は切り抜いた新聞記事をクマさんに見せます。

少し首を傾げ、クマさんいわく「深ぁ~い湖の目」(この詩的表現!)をした、中村文則さんのクールでミステリアスな面影が覗いています。

 

「ひゃー!」クマさんは両手を広げて一気にテンションアップ。「一作書き終わらないうちにィー!!」

 

「でしょ!?」

 

「あァんな "文学青年" だったのにィー!! こォ~んな立派な文学者になってェー!!

 

貫禄が増してバージョンアップしたと言いたいらしい。

 

「いや、いや!」私は激しく首を左右に振ります。「全ッ然変わってませんて。写真」

 

 

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before 朝日新聞2019年7月31日(クマさんが「深ぁ~い湖の目」と評した頃の写真)

 

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after 朝日新聞2019年9月某日(不明)

 

 

いや~、全然変わってないと思うんですけどねえ……?

 

「アタイの文則さん~! アタイの目に狂いはないィーー!」

 

はしゃぐクマさんが面白いです。

中村文則さんは太宰治が好きだそう。好き嫌いが分かれる太宰治ですが、私にとっては脳内兄さん。そういうルーツつながりで親近感を抱いている、今、旬の作家です。