マイノリティ・センス

自閉スペクトラム症の個人的な表現・分析(聴覚過敏多め)

スイレン

引き際がわからない

病院の待合室で、派手に咳をした子どもが近くに座る。 

以前の職場で、そういう子どもによく風邪をうつされたことがあるので、 もう少し、口をハンカチで覆うなどして、配慮してくれないかと思う。 
こういう時、気になるようなら、その場を立ち去るのがよい。 
けれども私は、我慢してそこに居続ける―――。 
 
この場面をもって、気づいた。 
私の失敗は、ほとんどこれだ。
 引き際がわからない。 
「ここまで!」という、良い加減やタイミングがわからない。 
そのくせ、流せない。 適当にやり過ごせない。
 ぎりぎりを探って、失敗する。
我慢してその場に居続けて、受けとらなくてもよい余計な情報を詰め込んで、 最後にストレスのあまりパンクする。