マイノリティ・センス

自閉スペクトラム症の個人的な表現・分析(聴覚過敏多め)

スイレン

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

初めての出社拒否

※またしても、恥さらしの文章で申し訳ない。 私の不適応エピソードは、自慢ではなく、自責と不名誉です。 文章を見れば想像がつくと思うが、私は超がつくほど真面目。 出社拒否などしたことがなく、doctor stopをくらっても 身体を引きずって出社する始末。 …

一点集中と反復のループ

何かをしていること、したいこと。 その「一心」「集中」が強すぎて、まわりが見えなくなる。 目の前の何かに没頭しすぎると、ほかのことにまったく目が向かなくなるから。 意識は一つの対象に向けられ、周囲の状況を忘れる。 そして機械のような反復が始ま…

グレーな曖昧さのなかで漂うこと

「“多人数の” 雑談が苦手な理由(4) BGMを楽しむ困難」 で書いた ハローワークの人の言葉「真面目な、白と黒の世界観」。 全体に向けた話し言葉の洪水、著しい環境の変化、いつもと違う雰囲気、初めての状況、あまりたくさんの大きな音にさらされること…

社会に発達障害が知られていると思っていた

障害者職業センターの職業訓練では、発達障害の人がたくさんいた。 対人コミュニケーション面において、それなりの配慮があった。 就職活動においては、発達障害についてよく知っているハローワークの人が、相談に応じてくれていた。 就労継続支援事業所であ…

統合失調症の人

統合失調症の人の世界は、不思議と、私には理解しやすい。そして興味深い。 際立って、不思議な体験をしている人が多い。異常だとは思わない。ただ自閉症の世界と違う、とは思う。 統合失調症の人に共通するのは、物語性の「豊かさ」である。 あまりにセンシ…

“多人数の” 雑談が苦手な理由(4) BGMを楽しむ困難

“多人数の” 雑談が苦手な理由(3) の続き。 広汎性発達障害の人でも、「みんなが共有できるあたりさわりのない最大公約数の話題」にまったくアレルギーのない人もいる。 ただし多くは、それが「自分の興味の範囲であれば・・・。」 自分が好きな、たとえば…

“多人数の” 雑談が苦手な理由(3) みんなが共有できる最大公約数の話題

「みんなが共有できるような最大公約数の話題」というのは、いわゆるあたりさわりのない話で、個別性が著しく薄れてしまう。 女性であれば、圧倒的に「食べ物(特にお菓子など)」の話が多い。 そういった個人の人生に肉薄しない話に、感情移入できない。 み…

“多人数の” 雑談が苦手な理由(2) 感情労働が一番辛い

職場の雑談もういいよ症候群 で似た記事を書いたが、雑談が苦手な理由を、あらためて考えてみた。 ①話に目的と方向性がないから ②話に「個別性」がないから 私はなぜ、みんなが笑って盛り上がっているところで、その感情がわからないのか?(情緒がおかしい…