マイノリティ・センス

自閉スペクトラム症の個人的な表現・分析(聴覚過敏多め)

スイレン

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

私に「対処」する方へ

あなたが、当たり前と思うことは、私には当たり前ではないのです。 私に対するあなたの対応を、正当化しないでください。 あなたが「正しい」と思って行う対応ほど、私を追いつめる危険があります。 正しかったかどうかは、対応の結果、私が適応できたかどう…

感情をみつめて(1) 爆発

「概念もカテゴリーも一般化もなく、個別的情報だけが存在する世界は、さぞかし生きづらいでしょう。感覚に押し寄せる膨大な断片的情報から逃れたくなり、(中略)大量のイメージを処理しきれなくなって暴発することも。」 「彼らの感情には、「ゼロ」と「最…

こだわりのむすびめ

ころんでぶつかってひっかかってむすびめふやしてこだわってほどこうともがいてつまづいてながしなさいわすれなさいとかんたんにひとはいうけれどたくさんのがぞうやきつけられるたくさんのきおくがいきつづけるあたまのみょうにかっせいかしたへんてこなき…

パトス寄り社会性スペクトル

『自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール』 テンプル・グランディン、ショーン・バロン著を読了しました。 ここで語られた、自閉症スペクトラム者の2つのタイプは、大変興味深い考察でした。 以下の2つのタイプに、スペク…

問題問題、また問題 自閉症の終わりなき戦い

誰しも問題を抱え、解決してはまた新しい問題を抱える。 次から次へと問題は発生し、次から次へと対応に迫られる。 終わりのない戦い。 私の「問題」は、ほとんど自閉症スペクトラムにかかわる困難から生じる。 山のような訓練、工夫、努力を重ねても、モグ…

自分がまわりからどう見られているかについて疎い

自分がまわりの人にどう見られているか、ということについて、本当に疎い。 気になるが、実感としてわからない。 つい最近まで、私の事情を知らないと思っていた職場の人が、3年も前から知っていた、とか、調子悪いことを隠していたつもりが、バレバレだっ…

引き際がわからない

病院の待合室で、派手に咳をした子どもが近くに座る。 以前の職場で、そういう子どもによく風邪をうつされたことがあるので、 もう少し、口をハンカチで覆うなどして、配慮してくれないかと思う。 こういう時、気になるようなら、その場を立ち去るのがよい。…